blue_surface’s blog

なかなか更新されないブログです。漫画大好き。

SURFACEについて。3

この辺から駆け足になってきます。

 

9th Single『ボクハミタサレル』

ボクハミタサレル

ボクハミタサレル

  • アーティスト:SURFACE
  • 発売日: 2000/11/15
  • メディア: CD
 

 

 多分この頃だったと思うんですが、地方AMで「ヒッツ!本町倶楽部」というラジオ番組がありまして。この番組では毎回30分一組のアーティストを特集してくれるんですが、その番組でSURFACE特集が組まれるということをたまたま聞きつけました。しかも公開放送もあるという。

 

まだインターネットもそれほど普及していない時代、情報を得るにはテレビかラジオか音楽雑誌、岡山という僻地ではライブ開催もなく高校生という身分ではなかなか県外へも出れず。周りにSURFACEファンもいないのでいつも一人きり。そんな折に降って湧いたような話にすぐ飛びつきました。

 

公開放送の場所はOH!くんドーム。

いや、その頃はまだOH!くんドームではなかったか。

 

※「OH!くん」とは…岡山県民なら大体知ってる、岡山放送のマスコットキャラクター。

「OH!くんドーム」とはOH!くんの頭半分をすっぱりと斬って地面に設置した小型のドーム。元々、小さいドーム状の建物があったんですがそれに耳をつけて色塗ってそれっぽくしたものです。確かぶっかけうどんの「ふるいち」とか出店してたはず。

f:id:blue_surface:20201126152905j:plain

↑これです。(Wikiより)

 

「いやー、ほかのSURFACEファンの方みるの初めてだなー、公開放送ってどんな感じなんだろうなー、ないとは思うけどSURFACEファンの友達なんかもできたらうれしいんだけどなー」とウキウキしつつ向かいました。

 

で、到着。ドーム(と呼ぶには大分小さい建物)の中には四角に並べられた20脚くらいの椅子。そして一番奥の机にはラジオデッキがどんと置いてある。おい、まさか公開放送ってこれじゃねえよな…と思いつつ放送時間を待つ。

 

時間になる。ラジオデッキから放送が流れる。うわー、これかよ…。

 

 

30分後、そこにはとぼとぼと帰る一人の少年の姿が。

 

 

いや、あれなんだったんですかね…。なんかなんとも言えない気持ちになって帰ったのを覚えてます。あとそういや全く男性客がいなかった。

 

 

 

10th Single『.5(HALF)/about love』 

.5/about love

.5/about love

  • アーティスト:SURFACE
  • 発売日: 2001/03/14
  • メディア: CD
 

 

  11th Single『その先にあるもの』 

その先にあるもの

その先にあるもの

  • アーティスト:SURFACE
  • 発売日: 2001/05/23
  • メディア: CD
 

 

 3rd Album『ROOT』。 

ROOT

ROOT

  • アーティスト:SURFACE
  • 発売日: 2001/06/27
  • メディア: CD
 

 

 ここからちょっと飛ばして10th Singleから3rd Albumまで。

なんで飛ばすかというと、この年に浪人してあんまり心に余裕がなかったのでSURFACE関連で思い出せることが少ない、というのが一つ。ファンはファンのままだし、CDはもちろん買うけど、昔のように積極的に情報を集めようとはしなくなってました。

 

 

さて、「SURFACEのアルバムの中でまずどれをお勧めしますか?」と聞かれると自分は『Phase』を答えると思います。「では、次は?」と聞かれると「『Fate』でさらにSURFACEの世界観に嵌まり込んだところを、『ROOT』でガツンと頭を殴られてほしい」というと思います。

 

(あくまで自分の中での感想ですが)それまでのアルバム『Phase』『Fate』は同じ方向を向いてるアルバムでした。もちろんその方向が好きだったのでファンになったのですが。が、『ROOT』は前2枚のアルバムと何かが違う。何かが完全に振り切れている。1曲目『√』の冒頭、空き缶を蹴る音から始まって「お、『Phase』と同じはじまりじゃん」と思ったのも束の間、「あ、なんかこれは今までのと様子が違うぞ…?」と。なんか全体的に尖ってるんですよね。しかも尖ってるくせに完成度高い。そんなことが印象に残ってます。

 

 個人的に一番好きなとこは『Route3』のサビ、「不可能って思うから全部不可能なんだろう」の音が上がって下がって一つの大きな山を作ってるところ。

(というか『Route3』、浪人中なのにだらだらとしてた自分にとっては「例えばやりたいルートをAとしたなら 今の僕が辿る道はEないしFかG」とか「『明日こそは』なんて言って 早3日が過ぎた」とか歌詞がすげええぐられた記憶がある)

 

 

そして12th Single『as ever』 

as ever

as ever

  • アーティスト:SURFACE
  • 発売日: 2001/11/21
  • メディア: CD
 

 

13th Single『歌』 

歌

  • アーティスト:SURFACE
  • 発売日: 2002/07/31
  • メディア: CD
 

 

14th Single『NEWS』  

NEWS

NEWS

  • アーティスト:SURFACE
  • 発売日: 2003/03/05
  • メディア: CD
 

 

 

 

リアルタイムでSURFACEのCDを購入していたのはこの『NEWS』で一旦途切れてしまいます。理由はいろいろあるんですが、大きく言うと浪人から脱出し大学に入学したものの新しい生活になったせいかそっちの方で手一杯になってしまったこと。

 

また、何を考えてそうなったのか今でもよくわからないんですけど、今まで全くやったこともないくせに大学でオーケストラに入部してしまって(まだ「のだめカンタービレ」がブームになるよりだいぶ前の話です)。

 

オーボエという楽器を始めたのですが、初めて吹く楽器に苦労するは、クラシックなんてほとんど聞いたことないからさっぱりわからんわ、かと言ってやらないわけにはいかないので自分が吹く曲を空いた時間でウォークマンでひたすら聴き込むようにしてたら自然とSURFACE楽曲を聞く時間が減ってしまいました。

  

全部オケが悪い。いや、オケに入ったことは後悔はしてないんですが、入ったことでたぶん自分の人生は180度くらい方向性が変わったのかな、という思いはあります。良くも悪くもあの部に入ってなかったらこの人生は歩んでなかった気がする。

 

 

あと、この辺りのシングルは発売の間隔が長かったのも一つの原因ですかね。前も書いたんですが、今だったら5か月そこらだったら余裕で待てそうな感じですが、その時は5か月っていうのは長かった。焦れて、じれて、焦れるうちに少しずつ興味を失っていったというのもあります。

 

これがライブに参加したりしてたらまた違ったんでしょうけど、その頃はどうもライブというものに殆ど興味が持てなくて。ライブ見に行こうと思ったら隣県へ遠征するしかなかったし、それも面倒だし。なにより未知の世界過ぎて怖い。あと生演奏の良さがわかってなかったんでしょうね。あ、その点に関してはオケに入ったことで生演奏の良さを知ったのは良かったのかもしれません。オケは悪くない。

 

そしてもう一つ、その間にベストアルバムが出ちゃったのもあるかも。 

 

SURFACE

SURFACE

  • アーティスト:SURFACE
  • 発売日: 2001/12/19
  • メディア: CD
 

 

「あー、SURFACEもベストアルバムが出るくらいになったのか」と自分の中で一区切りがついてしまった、というのもあります。今だったら、そうは思わないんですがあの頃はそう考えてしまった。

 

 

 

ということで、ここで自分のSURFACEファン歴は一旦途切れます。

  

SURFACEと再会することになるのはここから約3年後、17th Single『Re:START』の時。SURFACEがレーベルを移籍してバンド名も新たに小文字の「surface」へリスタートした際に、自分のファン活動もリスタートするのでした。と、書くとなんか上手いこと言えた気分になる。 

 

以下、次回。

アイカツはじめました。

「私の熱いアイドル活動!『アイカツ!』  はじまります!」

 

 

 

ということで『アイカツ!』です。

ちょうど昨日1stシーズン(全50話)を見終わったので感想などを。

 

 

★『アイカツ!』あらすじ
弁当屋の娘である中学1年生の星宮いちごは、弟のらいちが大ファンのトップアイドル神崎美月のコンサートチケットを手に入れるため、親友でアイドル好きの霧矢あおいを頼る。あおいのツテでチケットを手に入れた3人はコンサートへ行き、その魅力にいちごは人生初の衝撃を受けた。そんな折、あおいが美月も通う名門アイドル養成校「スターライト学園」で編入試験が行われることを知り、一緒に受けるよういちごを誘う。これといった夢や目標の無かったいちごは母親の後押しもあり受験を決意、いちごはパフォーマンスが、あおいは筆記試験が特に評価され、2人はスターライト学園に編入した。 (以上、Wikipediaより抜粋)

 

 

 

 

 

 数か月前ですかね、Twitterトレンドに『Take Me Higher』の文字が踊り出ました。「ああ、あれでしょ、V6の曲でしょ」と思ったらそうではなくTVアニメ『アイカツ!』の曲とのこと。普通の人なら「あーそっか」で終わるところなんですが、SURFACEクラスタである自分は違う、『アイカツ!』で『Take Me Higher』といえばSURFACEが誇る名ギタリスト、永谷喬夫御大の作曲じゃねーか!

 

SURFACEが解散していた2010年から2018年の間、SURFACEのギター永谷喬夫さんはほぼ表舞台には出ず楽曲提供、という形で様々な作品に作曲していました。詳しくは昔、永谷喬夫作曲集というツイートをしたのでこちらから。

 

 

 

一応、これによると『アイカツ!』関連の中で永谷さんが作曲されてるのは

Take Me Higher

『アラビアンロマンス』

『笑顔のSuncatcher』

『約束カラット』

『未来トランジット』

『RED MOUNTAIN』の6曲。

 

この作曲集リストを作る際に大体の曲は入手しており、もちろん『アイカツ!』の6曲も入手して聴いていました。でも、曲を聴くだけでさすがにアニメまで手を出してみようとは思っておらず。「だって400話近くあるんでしょ?1日1話見ても、1年以上かかるじゃねーか、無理無理!」と。あとどこで見たらいいかもわかりませんでしたし。

 

 

 が、去年dアニメストアに入会し。

 

  

  

 

アイカツ!』見始めることとなりました。そして1話感想。 

 

 

 

いや、ホント。なんて言ったらいいかわからないがCGが…。もしかしてずっとこんな感じなのか?これで永谷さんの曲を見るのは逆にショックかもな…。と思っていたのですが、CG自体は話数を重ねるごとにどんどん進化していくので大丈夫!とのアドバイスを受けたのでそのまま見続けることにしました。

 

楽曲から、しかも特定の人物の作曲した楽曲の使われ方が気になるので見始めた、というかなり特殊な入り方のため、「まあ何話か見てあまり興味が持てないようだったら永谷さん曲が出てくるまで倍速モードで見るか最悪そこまで飛ばすか…」と少し失礼な考えもしていたのですが。

 

 

 

 

 

 

結果。

いや、これ面白いわ。女児アニメ舐めてたわ、すいません。

 

 

 まず、主人公がいい。

スター宮…もとい星宮いちご。おしゃもじをマイクに持ち替えた少女。天然かつ行動派で、前向きながんばり屋。興味がある物には手が早い。こういう「天然」「行動派」なキャラはその性格が災いして得てして悪いトラブルを引き起こしがちで、そのトラブルを自ら(もしくは人の手を借りて)解決して一件落着、という形の話がままあるのだが、『アイカツ!』でそれはない。キャラの性格がストーリーを悪い方向に動かすのではなく、すべてをいい方向へ動かしていく。

 

脇を固めるキャラ達も、いちごの親友でありアイドル同期であり「自称『いちごのファン1号(今気づいたけど韻踏んでるなこれ)』」霧矢あおいや、様々なアイドル、サブキャラに至るまで「悪役」というキャラがいない。(個人的にはあおいとジョニー先生が好きです)

 

というか、『アイカツ!』の世界自体が優しい世界なんですよね。こんだけキャラがいたら一人くらいは嫉妬で何か悪い行動を起こしたりとかしそうなんですが、それがない。すべてのキャラに悪意はなく、ポジティブ思考で前に進み、壁にぶち当たり挫折することはあれど必ずそれを乗り越える。

 

「夕方6時台のアニメだからって油断しないぞ、俺は『無限のリヴァイアス』をリアルタイムで見た世代なんだ…」と思って穿って見てた自分が恥ずかしい。

 

エレベーターがなければ崖を登る。クリスマスツリーがなければ山で大木を斧で伐採する。すべてはアイドル活動、略してアイカツ。全部「アイ!カツ!」の掛け声の名の下にすべてを力業でぶん投げてる気もするがまたそれもいい。

 

あとほとんどの話が1話完結、大体が単独した話なので「続きの話が気になる…見ないと…でも時間が…」なんて気分的に急かされずにゆっくり見れることもまたいい。(一度だけ『STAR☆ANISスターアニス)』結成時に9人だったはずなのに、その話のEDが8人で歌ってて「え、1人足りないんだけど…なんかここから修羅場あるの…?」と心配になったがそんなことはなかった)

 

まさに30分でできる、見るデトックス。 

 

 

 

とは言え、それを50話重ねるとそれだけの物語それだけの想いが重なる訳で。50話途中での学園長の言葉「いちごちゃんにかかわる人たちは応援している、応援したくなるのよ…私もね」に深くうんうんと頷き、まさに視聴者の想いを代弁した発言だな…とか考えつつ。

 

というか47話『レジェンドアイドル・マスカレード』辺りからの「そろそろクライマックスが来るぞ…!」感がすごい。47話・仮面アイドルマスカレードミヤの正体は。48話・親子で崖を上るアイカツ、49話・スターライトクイーンカップ開催、1stシーズン最終50話・スターライトクイーンカップ決勝、そして…旅立ち。

 

 

特に50話。

 

 

 

あおいが!!!あおいが!!!!!

 

ネタバレ承知で書くんですが、49話ラストでスターライトクイーンカップ決勝に進出することとなったいちごに、頑張ったご褒美にパフェを渡そう!と食堂へ行ったあおいは親友のいちごがスターライト学園を退学することを、運命のいたずらか本人の口からではなくかえでから聞かされてしまう(もちろんいちごは何度か話そうとしていたが運悪くタイミングが重ならなかった、という伏線もありつつ)。

というか、いちごの退学はそれまでストーリーの中でも出てこず、視聴者もあおいと同じタイミングで初めて知ることとなるのでショックはホントにでかい。ここの時点で感受性が高い視聴者の一部はあおいへの共感がはじまっているだろう。

 

そして50話。かえでから退学の件を聞かされて普通ならショックを受けて「なんで私に言ってくれないの!?」とか叫んだりしそうなところを、あおいは「いちごが決めたことだから」と心の中に飲み込む。

 

いちごと合流した後も退学を知ってしまったことを悟られないように笑顔を作り(ちゃんといちごの口から話を聞きたいので)、いちごから学園を退学してアメリカへ留学すると聞かされた後も号泣するおとめを逆に諭したり、と親友のことを一番に思って、ファン1号だからこそ快く送り出してあげたいと笑顔を絶やさないところとか!旅立ついちごを見送るために、いちご・あおい・蘭の『ソレイユ』の3人でわちゃわちゃしてるところはあえて無声でバックに流れるのは「カレンダーガール」!!

 

他にも学園の門を出るまでいちごとずっと手を繋いでるとか、バスまで走ってる時にいちごにばれないように一瞬悲しげな表情になって風に流れていく一筋の涙とか、バスの中で表情を悟られないようにずっと外側向いてるとか、もう一つ一つの動作すべてが!!

 

 

そして最後の、蘭に「もういいんじゃないか、我慢しなくて」と言われた後の笑顔から泣き顔に変わるこの表情の変化がまた!!もうなにこの健気な子!あれだぜ、今書きながら昨日見たのを思い出して泣きそうだぜ!!え?気持ち悪いって?うるせー、ばーか!それだけ良かったんだよ!!僕、あおい姐さんのファンになります!(らいち感)

 

 

ていうかここで神曲『カレンダーガール』をフルで持ってくる采配!!!こんなの泣くなって方が無理な話だわ!!!!


TVアニメ『アイカツ!』EDテーマ「カレンダーガール」ノンクレジット映像

 

 

 

 

 

 

最高の50話でした。これからも見るわ。

 

 

 

 

で、肝心な永谷さんの曲が50話までで使われたのは、今のとこ『Take Me Higher』だけなんですよね。もうあおいが尊すぎて完全に永谷さんのことが頭から吹っ飛んでたわ。ほかの曲がいつ頃流れるかは全然知らないので(ネタバレを避けようと情報を見ないようにしている)、それも楽しみに見ていこうと思います。

 

 

 

 

そういや冒頭に 「私の熱いアイドル活動!『アイカツ!』はじまります!」 と書いたんですが、これは毎回アニメ冒頭でいちごが言うセリフで本来は 「私の熱いアイドル活動!『アイカツ!』はじまります!フフッヒ」 なんですね。「フフッヒ」ってなんだ。いや、検索したらそう書いてあったんですよね…。

 

でも確かに言われてみるとそうとしか聞こえなくなってくる。あと、これ一回撮ったものをそのまま毎回流してるもんだとてっきり思ってたんですが、まさかの毎回収録だったらしい。確かによく聞くと毎回ちょっとずつ違うわ…!!

 
アイカツ!フフッヒ♪集

 

 

 

 

というわけで新たなアイカツおじさん誕生のお話でした。フフッヒ

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SURFACEについて。2

前回が1st Album『Phase』まででしたので、今回はその続きから。
SURFACEとの思い出をつらつらと語っていく感じです。



5th Single『なあなあ』。

なあなあ

なあなあ

  • アーティスト:SURFACE
  • 発売日: 1999/07/07
  • メディア: CD


8cmシングルの形態はこれが最後でしたね。
今、ジャケット見て思い出したんですけど、「blue_surface」ってつけたのここからだわ。青色、いや水色…?のジャケットがかっこよくて何かの時に名前に使おう、と考えていた…気がする、確か。


そういや、『なにしてんの』から『なあなあ』までの間が一番SURFACEがテレビに出てた時期な気がするな。いや、東京オンリーとかならもしかしたらもっと出てた時期もあるかもですが、全国放送では多分。

この頃、一番覚えてるのはNHKポップジャムに出演したとき、司会の爆笑問題の二人が『なあなあ』の曲フリの直前に

田中「なあなあ」「なにしてんの?」
太田「さぁ?」

って3曲分もじってやってくれたの地味に嬉しかったのを覚えています。



6th Single『君の声で 君のすべてで…』。

君の声で 君のすべてで・・・

君の声で 君のすべてで・・・

  • アーティスト:SURFACE
  • 発売日: 1999/11/17
  • メディア: CD


ここからマキシシングルへ。しかも3曲入り。やったぜ。確か初のノンタイアップで発売直前まで曲情報が全然わかんなかったんですよね。その頃はまだネット、というかパソコン自体持ってなかったので。いつもSURFACE情報を調べるのは学校の図書館で使えるパソコンか本屋で立ち読みする音楽雑誌でした。

この頃高校生だったんですが、20年ほど前のうちの高校って周りが田んぼしかない田舎でして。そんなおらが村の高校すぐ側にようやく本屋(兼CDショップ)ができて、「これで学校終わったらすぐフラゲしに行けるぜ!」と当時はワクワクしたもんでした。

フラゲ当日とかは気になりすぎてちょろちょろ窓から本屋の方向を向いてた記憶ある。

まあ、その本屋も数年前見たらなくなってしまってたんですが…。というか、田んぼが殆どなくなってめちゃくちゃ栄えてた。どうした。



7th Single『ヌイテル?』。

ヌイテル?

ヌイテル?

  • アーティスト:SURFACE
  • 発売日: 2000/02/14
  • メディア: CD

で、前のCDからすぐフラゲができるようになって「やったぜ!」と思ってたら、なぜか『ヌイテル?』の発売日が日曜日。「おいおい意味ないじゃねーか…しかも部活サボってるしこっそりフラゲしにいくのもなあー…」と思いつつ結局取りに行った。

確かバレンタインデーに合わせて発売日をわざといじったんでしたっけ。



8th Single『ゴーイング my 上へ』。

1st『それじゃあバイバイ』と同じく、ショムニのオープニングテーマ。またこのオープニングがかっこいいんだ。

《庶務二課2》OP


この曲シングルだと『さぁ』と同じくらい好きで。物凄い聞き込んだんですが、一個ね。一個だけ問題があって。


カバーが。半裸。

ゴーイング my 上へ

ゴーイング my 上へ

  • アーティスト:SURFACE
  • 発売日: 2000/04/26
  • メディア: CD


思春期男子にとってこれはなんとも買いづらいのよ。買ったけど。
あとこの頃、CDショップでCDを購入すると希望者には抽選でそのCDのポスターがもらえるサービスがありました。(ただし掲示期間が終わってからにはなるんですが)
「君声」の頃から何回か応募してたんですが、まさかのこの曲で当選しまして。もらったのはいいものの、さすがにこれは部屋には貼れないねぇ…ということで閉まったままでした。多分捨ててないんでまだ家のどこかにあるんだよな…。



そして2nd Album『Fate』。

Fate

Fate

  • アーティスト:SURFACE
  • 発売日: 2000/06/21
  • メディア: CD

Fate』で一番印象深いのは、15秒CMでアコギと声のみの『ゴーイング my 上へ』が流れてたこと。確かMステとかで流れてたんじゃないでしょうか。
永谷さんが3回ギターを叩いてはじまる『ゴーイング my 上へ』のサビ(ちょっとキーを落としてあるのがまたいい)をものすごい気に入ってしまって、録画したその部分だけをテープが擦り切れるほど見ました。あと、その映像は『SURFACE CLIPS 02』にも収録されてたのでそれも擦り切れるほど見た。


『ヌイテル?』『ゴーイング my 上へ』『Fate』『SURFACE CLIPS 02』のセットで思い出すといえば「SURFACEマイレージ」。当時、この4作品を買うと購入作品数によってマイレージが貯まりプレゼントに応募ができるというもの。


Fate』『SURFACE CLIPS 02』で
「本人解説コメント入りビデオ」(応募抽選)


『ヌイテル?』『ゴーイング my 上へ』『Fate』で
「アナザージャケット」(応募抽選)


『ヌイテル?』『ゴーイング my 上へ』『Fate』『SURFACE CLIPS 02』で
SURFACEスペシャルCD(予定)」(応募者全員)



という風に。


この中で4作品全部購入のみ応募者全員プレゼントだったこともあり、こちらに応募することにしました。応募抽選とか絶対当たらないと思ったし、スペシャルCDってもしかして未発表曲とかかも…という下心的なものもあったので。



そして届いたのがこちら。
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中身は10th Single『about love』の1番デモテープ。
これ届いたのはいつだったかな…?9th『ボクハミタサレル』より後だったか前だったか。『about love』発売よりだいぶ前だったのは確かです。

簡素なオレンジ色のジャケット、CDに刻印された「Demo Take」の文字。CD見ながらニヤついて、コンポの前に正座して一音も聴き逃さないようにとヘッドホンして聴いたのを覚えてます。こっちのデモの方を聴きすぎて、CDが発売された時に本チャンの方を聴いて少し違和感を覚えたほど。


書きながら、WikiでCD発売の年表を確認してたんですが意外とこの辺までは間を置かず発売してたんですね。昔は「次の曲はまだなの…まだなの…!?」とずっと焦れていたイメージがあるんですが、今見てみると「あれ…?結構発売ペース早い?」と思ってしまう。あれか、年取ったからか。中年の1か月は少年の1年に相当するってやつか。



ということで、今回はこの辺で。
多分、思い出をがっつり書くのはこの辺まででここからは駆け足になります。

SURFACEについて。

何から書こう、と思ったんですがまずはやっぱりこれかと。

(というはじまりで2週間前からちょっとずつ書き始めたんですが、先にとよ田先生のレビューをあげてしまった)

 

 

SURFACE。

ボーカル・椎名慶治とギター・永谷喬夫の二人組ユニット。

結成22年。(結成12年で解散、その8年後に再結成、現在再結成後2年)

 

SURFACEを追っかけて約22年、人生の半分以上この音楽と付き合ってます。

アカウント名の「blue_surface」もここからきてます。

Twitterと同じアカウント名です)

 

なんで「blue」かというと、20年近く前ネットをやってた頃にいくつかメールアドレスを取得してたことがありまして。覚えてるだけでたぶん4つ「black.surface」「blue_surface」「red-surface」「yellowsurface」。そしてその中で今でも生き残ってるのが「blue_surface」です。

 

今思うとなんで4つも作ってたんだろうな…?

 

まあ、それは置いといて。

SURFACEを好きになったきっかけ、というか馴れ初め…?なんですが、どう説明していいものか。

 

SURFACEを初めて知ったのは1st『それじゃあバイバイ』

SURFACEのファンになったのは2nd『ジレンマ』

SURFACEのCDをはじめて買ったのは3rd『さぁ』

と、全部バラバラなんですよね。

 

とりあえず時系列で書いていこうか。

 

 1998年5月27日。

1st Single『それじゃあバイバイ』。 

それじゃあバイバイ

それじゃあバイバイ

  • アーティスト:SURFACE
  • 発売日: 1998/05/27
  • メディア: CD
 

(ジャケット画像の写真を撮って貼り付けようかと思ったんですが、面倒なのでAmazonの商品紹介を貼り付けときます)

 

今見ると、二人ともすげえ若いなー。

椎名さんはまだ今の面影があるが、永谷さんは…。 

 

テレビドラマ『ショムニ』のオープニングテーマ。

あれ曲自体もかっこいいんですけど、ショムニOP映像の海からの空撮がかっこいいんですよね。で、映像2倍速なのに人物にスポットが当たる時だけ倍速に戻る。正直この映像だけ延々と見ていられます。

 


《庶務二課》OP

 

あと、ショムニ京野ことみさんはかわいいですよね、異論は認めない。

あの眉毛がいいんだ、眉毛が。

 

 この頃はまだ「この曲かっこいいなー」と思うだけで「よっしゃ!今日からSURFACE追いかけるぜ!」とはならず、まだ1曲しか聞いてないからほかの曲も聴いてみてからかなー、でもちょっと気にはかけておこう…という状態でした。

 

 

そして2nd Single『ジレンマ』。

ジレンマ

ジレンマ

  • アーティスト:SURFACE
  • 発売日: 1998/08/26
  • メディア: CD
 

 

 ショムニが終わって数か月、某コミュニティFMのラジオを聴いてた時にこの曲が流れてきて存在を知りました。

ちなみにこの某コミュニティFMのラジオについてには書きたいことがあるのですが、それはまた違う機会に。

 

で、曲聴いて「かっけー!」と思い、調べるとCDTVの8月度テーマ曲だということが分かったので、次の日さっそく見ることに。

 

そしたら、またMVがかっこよくて。サビの画面ぐるんぐるん回る感じにやられまして。ここで完全にファンになってしまいました。

 

が、しかし。

こづかいが貯まってなかったのでCDを買う金がない。仕方がないので、もうちょいしてからそれバイと一緒に買うかーと思いつつ数か月。

 

 

3rd Single『さぁ』。 

さあ

さあ

  • アーティスト:SURFACE
  • 発売日: 1998/11/11
  • メディア: CD
 

  

その頃買ってた数少ない漫画『まもって守護月天!』のOPになるという話を聞き、さすがにこれは予約して買わねば!と思い立ち、当時まだ出店して1年ほどのアニメイト岡山に行って予約。

 

無事購入後『さぁ』とCWの『線』を聴いて「あ、これはこれから先ずっとこの人たちの曲を買い続けるだろうな」と思ったのが22年前。まさか、人生の半分以上をSURFACE追っかけるとはさすがに思ってなかった。

 

 馴れ初めとしてはこんな感じです。

 ついでなので、このまま時系列で記憶がある範囲で追っかけて書いていきます。

 

 

そうそう、なんでこんなこと書いてるかっていうと、他の人のSURFACEにはまったきっかけとかSURFACEと歩んだ歴史とかって聞いたり読んだりしてみたいんですよね。けど、なかなかそういう機会もないのでまずは自分から書いてみようかと。書きながら記憶を引っ張り出す作業もしたいので。ただつらつらと文章を書き散らしたい、ということもあるんですが。

 

 

ということで続き。年が明けて1999年2月。

4th Single『なにしてんの』。  

なにしてんの

なにしてんの

  • アーティスト:SURFACE
  • 発売日: 1999/02/03
  • メディア: CD
 

 

多分、この曲がSURFACEで一番有名なんじゃないんでしょうか。『お水の花道』のEDとして。そういえばこのCDは学生時代いろんな友達に貸した記憶があるな…。

しかも翌月には1stアルバムが発売されることを見越したのか、カップリング曲は唯一アルバムに入ってないんですよね、『Room』。

『Room』学生時代はぴんと来ないこともあったけど、今聴くとかなり心に来る歌詞だな…。初期SURFACEにしては珍しく歌詞に全く救いがない…。

 

 

そして、翌月3月には1st Album『Phase』発売。

Phase

Phase

  • アーティスト:SURFACE
  • 発売日: 1999/03/17
  • メディア: CD
 

 

『なにしてんの』のスマッシュヒットを受けて(ここ、いろんな媒体で紹介される時に、必ず『大ヒット!』じゃなくて『スマッシュヒット!』なんですよね、まあ…)、オリコンもいい位置行くんじゃないかなーと期待してたんですが。

 

 

結果、オリコン週間ランキング2位。

 

1位はあれですね。その前の週に出てたこれ。

未だにオリコン売り上げ1位に輝くアルバム。

 

宇多田ヒカル『First love』。

 

いやー、そりゃこんな化物が出てたら勝てるわけねーわ、はい終了ー。と、当時オリコン読みながら思った記憶があります。

 

話逸れるんですけど、宇多田ヒカルの『Automatic』のMVをパロったコントが昔ありませんでしたっけ。『笑う犬の生活』でオセロ中島がサビの部分の踊りを真似してるんですけど、やってる内に天井がだんだん降りてきて最終的に潰されるやつ。あれもう一回見てみてみたいんだよなー。

 

アルバム自体はめちゃくちゃ最高で。一曲目『空っぽの気持ち』の冒頭、空き缶を蹴る音からのジャーッジャーッジャーッジャッジャッジャッ、って流れを死ぬほど聴きました。

 

『Phase』最高なのはどの曲もすべて3分台なんですよね。確かUNISON田淵さんも同じことをどこかで言ってたような。いや、12曲入りで43分なのがすごいって言ってたんでしたっけ。どっちだった…?全部3分台になったのは意図してそうなったわけではない、というのをどこかのインタビューで椎名さんが言ってたのは記憶してます。

 

あと、どうしても言いたいのが最後の『ジレンマ』がアルバム版だけ最初数秒足されてますよね。あれ好きなんです。しびれる。

 

思い出補正もあるかもしれませんが、SURFACEのアルバムの中だとやっぱり『Phase』が一番好きかもなぁ。

 

という感じでここで一旦区切り。

5th Single『なあなあ』以降はまた次で。

とよ田みのる先生スピリッツ読切作品『デビュー』(改題:ロストワールド)

久々にスピリッツ買いました。

 

目的はもちろんとよ田みのる先生の新作読切『デビュー』を読みたいがため。

 

何から書いていいかわからないが、読んだ後に「これは何かを書かなければ…!」と思わされるほど心に刺さった作品でした。

 

今回の主人公は『ラブロマ』の主人公の姉、星野零……のキャラが主人公。

とよ田先生としてはスターシステム的なパラレル世界のつもりだったけど、みんなの反応を読んでたら『ラブロマ』の続きとしても解釈はどちらでもいいですよ、とのこと。

 

個人的にはネギ弟が出てこないので、パラレルなものだと思うことにしておきます。

(ただおねショタが好きなだけですね…)

 

俗にいう漫画家漫画というやつですが、中身は立派なとよ田節。

話の流れ的にはもっと負のスパイラルに落ち込んでどんよりしたものになりそうなんですが、そこをうまくコメディに変化させてます。

 

とよ田先生の作品はどれもそうなんですけど、「楽しく幸せなコメディ」なんですよね。笑いも、涙も、怒りも、悲しみも、狂気すらもすべてコメディに変えてしまう。だからと言ってそれぞれの味が薄れるのではなく、それぞれの感情を持ち合わせたまま芯にあるものがぶれない。

 

そしてページをめくるたびの急展開にハラハラドキドキして。特に今回「動」から「静」への切り替わりが読んでて震えました。

とよ田先生の昔の作品『FLIP-FLAP』では「静」から「動」へのパターンがあって(「世界は俺とピンボールだけ!」)、そこがめちゃくちゃ大好きなシーンなんだけどあれの逆パターン。

 

あ、『FLIP-FLAP』はとよ田先生が個人で電子書籍化されてるので、こちらも是非。単巻で終わる名作です。

 

FLIP-FLAP (FUNUKE LABEL)

FLIP-FLAP (FUNUKE LABEL)

 

 

 

 

そして読後感に浸れる幸せ。とよ田先生の作品読んだ後はなんかふわっと心が幸せになるんですよね。いい漫画を読んだー、という満足感も含まれているんだけれども、それだけではない温かい感覚。

先生がよく言われる「どいつもこいつも幸せになれッ!」が根底にあるからこその作品なのかな、と。

 

さらに、今回の作品はとよ田先生自身の体験が下書きにあるからか、何とも言えないリアリティというか真に迫った感じがあるんですよね(あくまでも自伝ではないそうですが)。

 

実際のとよ田先生も賞をもらったのは10本目の作品だったり、零がコミティアで千部刷って一部だけ売れた漫画『SERIAL』は、実際とよ田先生がデビュー前にデザフェスに持っていって数冊しか売れなかったらしい幻の漫画だったり。

 

そういやコミティアでの零のブースの隣は『FUNUKE LABEL』(とよ田先生のサークル名)が出てますね。(『最近の赤さん売ってました)

 

あと、とよ田先生にしては珍しく他の漫画(自分の他の作品ではなく)をネタに使ってるんですよね。白面の者(小学館)とか田宮良子(講談社)とかエシディシ集英社)とか。このチョイスがまたいいとこ突いてくる。

(というか白面の者のシーン、完成前に藤田先生に見てもらってるらしいです、それもすげえな…!)

 

『漫画家漫画』ということをうまく使って、漫画をよく読んでる人ほど、とよ田先生をよく見てる人ほどいろいろとわかる小ネタが挟んであって、それも面白さの一因となってます(もちろん元ネタわからなくても作品の面白さに変わりはないですが)。

 

 

 

ところで、昔とよ田先生の読切で昔週刊少年サンデーに『CATCH&THROW』という作品がありました。

 

 

 

 

これも、ものすごい面白いのでぜひ読んでもらいたいんですが、

その作品のあとがきでとよ田先生は

 

「この漫画のタイトル『CATCH&THROW』の意味ですが僕が描いてきた漫画全てのテーマに通ずるものだと思ったので今回の短編集のタイトルにもしてみました。

ブコメでもあり(ラブロマ)、

マイナースポーツでもあり(フリフリ)、

コミュニケーションの話で(友100)、

僕が今まで描いた漫画の総決算なお話でした。」

 

 と書かれていました。

実際、総決算みたいな感じで詰め込まれていて当時読んだときはボロ泣きしながら「この読切、今まで人生で読んだ読切の中で最高傑作じゃないか…!?」と思いました。今でもその時のサンデーは大事に取っています。

 

『CATCH&THROW』が当時での総決算だとするならば、今回の『デビュー』はそこから『タケヲちゃん物怪録』『最近の赤さん』『デッパちゃん』『オバケのサリー』『短編集 イマジン』『金剛寺さんは面倒臭い』で使った手法・培った物も含めた上で、さらにとよ田先生自身のことを下書きにして『ラブロマ』に収束していく総決算の更新作品じゃないかな、と勝手に思っています。

 

それぐらいすごかった、というお話です。

 

とりあえず読めばわかる。

電子でならまだスピリッツ買えるはずなので是非気になった方は。

 

 

あと、ここから本題外れますが、コミティアでへびちか先生に会った零の心情が完全に自分とダブりました。昔、コミティアでとよ田先生にお会いできたとき、全く自分の中で同じような感情が…!憧れの先生にお会いできて緊張なんてもんじゃない心拍数がやべえことになったのは覚えています。まさに「ゴールドエクスペリエンスに殴られたみたいに精神だけが暴走しているッ……ッ!!」状態でした。

 

そこからもっとやばかったのは、あつかましくもサイン色紙を書いていただき(『友100』の道明寺さんを描いてもらいました、今でも大切に持っています)、「先生が言われてたつけ麵屋、行ってみようと思うんですよー」と話をしたら「あ、俺も行きたい、じゃあ一緒に行こうよ」と何故か一緒にご飯に行かせていただくことにまでなり(しかも『トガリ』『クロザクロ』の夏目義徳先生もご一緒に)、最終的に東京駅まで送っていただき、なんかとんでもないことが起こりすぎてあれは今でも夢だったんじゃないかと思っています。

 

先生、その節は本当に本当にありがとうございました。

 

そして、次回作も期待しています…!!ていうか一生ついていきます!!!

 

 

あ、もう一つだけ大事なこと。

今回の作品が単行本化される際にはぜひ柱のアオリもそのまま残しておいてほしいなぁ、と。アオリでとよ田先生の過去の作品を紹介していってるのですが、最初のページのアオリがそのまま最後の作品紹介にしてるところなんて「上手いよなぁ…」と感心させられました。しかもこれ、該当しそうなページにわざと合わせて作品紹介入れてますよね。編集さんすげえ…。

 

 

一応、ここだけ自分の保存用のためにも書き出させてもらおう。

 

とよ田みのる作品①

ラブロマ

どこまでも真面目な星野くんと直情的でツッコミ気質の根岸さんの初々しすぎる等身大ラブコメ。それまでSFやファンタジーを描いてきたとよ田氏だったが、一度思い切ってラブコメを描いてみたのが”事の始まり”。「アフタヌーン四季賞」で大賞となり読切として本誌掲載。これが好評を博し、続編読切を経てとよ田氏の連載デビュー作となった。

 (3ページ目)


とよ田みのる作品②

FLIP-FLAP

絵に描いたように「フツー」な深町くんは、高校最後の日に憧れの山田さんに告白!しかし、付き合うための条件は「ピンボールのハイスコア越え」!?長い時間をかけたネームが担当編集よりボツとなった際に、とよ田氏が心機一転!!友人達とのアメリカ旅行をきっかけに当時ハマっていたピンボールを題材に描いた世界初(?)のピンボール・ラブコメ

  (7ページ目)


とよ田みのる作品③

友達100人できるかな

小学校教諭・直行の前に突如現れた宇宙人。彼らの地球侵攻を回避する条件、それは80年代にタイムスリップして友達を100人作ること!?ラブコメの次にとよ田氏が挑戦したのは自信初のSF連載作。それは「大人の心」と「子供の心」という新たな感情を描くことへの挑戦でもあった。

  (9ページ目)


とよ田みのる作品④

『短編集 CATCH&THROW』

短編集の表題作である、とよ田氏初の少年誌への読切作品であるフリスビーを通した友情物語『CATCH&THROW』(「少年サンデー」掲載)や、ネーム原作を親交のある作家と交換して作画した同人試作品『等価なふたり』など、マンガへの実験的な試みの結晶が詰まった短編集。

  (10ページ目)


とよ田みのる作品⑤

タケヲちゃん物怪録

強い祟りのせいで世界一不運な女の子タケヲちゃんが妖怪屋敷に住むことに!?とよ田氏が新たな題材として選んだのは、広島の怪異譚「稲生物怪録」を下地とした”妖怪×少女”の意欲作。連載終了後に、コミティアでスピンオフ読切も発表している。

  (11ページ目)


とよ田みのる作品⑥

『最近の赤さん』

赤ちゃんが生まれたことをきっかけに、育児日記代わりに4コマ漫画をSNSにアップしたところ大反響に。全体を通した温かな視点が特徴で、これまでのとよ田氏の連載作品とは異なる記録的要素の強いエッセイ漫画。「最近の”成長した”赤さん」がこの本を読んでくれているのが、なによりの成果。

  (16ページ目)


とよ田みのる作品⑦

『短編集2 イマジン』

ジュブナイル、ラブコメグルメ漫画、変身ヒーローもの…と4つの異なるジャンルの読切作品をまとめた短編集。『タケヲちゃん物怪録』の次の新連載を想定して、複数の切り口で可能性を問うべく「ゲッサン」で発表。とよ田氏が創作における自身のさまざまな部分を掘り下げる機会となった。

  (19ページ目)


とよ田みのる作品⑧

金剛寺さんは面倒臭い』

あらゆる事象に合理的に、理性的に接する金剛寺さんに、あらゆる事象に思いのままに、感情のままに向かう樺山くんが恋をした!とよ田氏が自身の深い所を注ぎ込んだ、新たなる代表作にして、世紀のロジカルピュアラブストーリー!!「このマンガがすごい!2019」(宝島社)オトコ編第2位!!

  (32(31)ページ目)


とよ田みのる最新作

『デビュー』

 漫画家の卵が自身の”イマとミライ”を持ち込む…すべての作り手の心に突き刺す一作。

  (ラスト、33(32)ページ目)


 

 

作品を読み終わった後、今度は柱の作品紹介を読みながらそのページを見てください。

多分ニヤッとできます。

 

 

 

 

 

最後に、今回一番好きな作画シーンを貼らせていただきます。

f:id:blue_surface:20201117001844j:plain

 なんとも言えないこの表情がめちゃくちゃ好き。

ブログ開設。

してみました。

 

なんで開設したかっていうと完全に「思い付き」です。

なんとなく文章書いてみたいなあと。

 

いつも自分の中で考えたことを頭の中でだけ文章化してアウトプットしてるんですが(自分の中では「脳内Twitter」と呼称してます)、それを実際のTwitterで書き出そうとすると140文字制限という壁に阻まれてなかなか上手くいかないんですよね。

 

文章をばーっと書きだして、そこから「てにをは」をいじったり、いらなそうな部分を削ったり付け加えたり、文章末尾をいじって140文字以内にまとめる、って行為がもう本当面倒くさい。

 

うまく纏めてちょうど140文字になったときなんかは「おお!」ってなるけど、そこまでに持っていく労力を考えるとめんどくせーなー、と思ってしまい大体脳内Twitterで終わってしまうのが関の山です。

 

それでも思いがあふれるときだけTwitterには書くんですが、たまにはそういう面倒くさいこと考えずにただ文章を書き散らしてみたいなーと。

 

 

あと、昔ブログじゃないんですが、こういう感じで文章を書くのはやってたことがあります。わかる人はわかる、いわゆる「テキスト系サイト」です。もうネットの海にもアーカイブにも何も残ってはいないので言うんですけど。残ってないよね…よね?

 

あの時はどんな感じで文章書いてたのかなー、と考えてたら久々にこういうのやってみるのもいいかなと。

 

なので、こういう感じでブログを開設してみました。

ここの文章はあんまり推敲もしないと思うので(やればやるほどドツボにはまって文章を仕上げるのが面倒くさくなる)、『、』の付け方がおかしかったり、文章まとまってなかったり、多少読みづらいところもありますが、お暇な方だけ付きあってください。

 

ということではじめてみます。