blue_surface’s blog

なかなか更新されないブログです。漫画大好き。

SURFACEについて。3

この辺から駆け足になってきます。

 

9th Single『ボクハミタサレル』

ボクハミタサレル

ボクハミタサレル

  • アーティスト:SURFACE
  • 発売日: 2000/11/15
  • メディア: CD
 

 

 多分この頃だったと思うんですが、地方AMで「ヒッツ!本町倶楽部」というラジオ番組がありまして。この番組では毎回30分一組のアーティストを特集してくれるんですが、その番組でSURFACE特集が組まれるということをたまたま聞きつけました。しかも公開放送もあるという。

 

まだインターネットもそれほど普及していない時代、情報を得るにはテレビかラジオか音楽雑誌、岡山という僻地ではライブ開催もなく高校生という身分ではなかなか県外へも出れず。周りにSURFACEファンもいないのでいつも一人きり。そんな折に降って湧いたような話にすぐ飛びつきました。

 

公開放送の場所はOH!くんドーム。

いや、その頃はまだOH!くんドームではなかったか。

 

※「OH!くん」とは…岡山県民なら大体知ってる、岡山放送のマスコットキャラクター。

「OH!くんドーム」とはOH!くんの頭半分をすっぱりと斬って地面に設置した小型のドーム。元々、小さいドーム状の建物があったんですがそれに耳をつけて色塗ってそれっぽくしたものです。確かぶっかけうどんの「ふるいち」とか出店してたはず。

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↑これです。(Wikiより)

 

「いやー、ほかのSURFACEファンの方みるの初めてだなー、公開放送ってどんな感じなんだろうなー、ないとは思うけどSURFACEファンの友達なんかもできたらうれしいんだけどなー」とウキウキしつつ向かいました。

 

で、到着。ドーム(と呼ぶには大分小さい建物)の中には四角に並べられた20脚くらいの椅子。そして一番奥の机にはラジオデッキがどんと置いてある。おい、まさか公開放送ってこれじゃねえよな…と思いつつ放送時間を待つ。

 

時間になる。ラジオデッキから放送が流れる。うわー、これかよ…。

 

 

30分後、そこにはとぼとぼと帰る一人の少年の姿が。

 

 

いや、あれなんだったんですかね…。なんかなんとも言えない気持ちになって帰ったのを覚えてます。あとそういや全く男性客がいなかった。

 

 

 

10th Single『.5(HALF)/about love』 

.5/about love

.5/about love

  • アーティスト:SURFACE
  • 発売日: 2001/03/14
  • メディア: CD
 

 

  11th Single『その先にあるもの』 

その先にあるもの

その先にあるもの

  • アーティスト:SURFACE
  • 発売日: 2001/05/23
  • メディア: CD
 

 

 3rd Album『ROOT』。 

ROOT

ROOT

  • アーティスト:SURFACE
  • 発売日: 2001/06/27
  • メディア: CD
 

 

 ここからちょっと飛ばして10th Singleから3rd Albumまで。

なんで飛ばすかというと、この年に浪人してあんまり心に余裕がなかったのでSURFACE関連で思い出せることが少ない、というのが一つ。ファンはファンのままだし、CDはもちろん買うけど、昔のように積極的に情報を集めようとはしなくなってました。

 

 

さて、「SURFACEのアルバムの中でまずどれをお勧めしますか?」と聞かれると自分は『Phase』を答えると思います。「では、次は?」と聞かれると「『Fate』でさらにSURFACEの世界観に嵌まり込んだところを、『ROOT』でガツンと頭を殴られてほしい」というと思います。

 

(あくまで自分の中での感想ですが)それまでのアルバム『Phase』『Fate』は同じ方向を向いてるアルバムでした。もちろんその方向が好きだったのでファンになったのですが。が、『ROOT』は前2枚のアルバムと何かが違う。何かが完全に振り切れている。1曲目『√』の冒頭、空き缶を蹴る音から始まって「お、『Phase』と同じはじまりじゃん」と思ったのも束の間、「あ、なんかこれは今までのと様子が違うぞ…?」と。なんか全体的に尖ってるんですよね。しかも尖ってるくせに完成度高い。そんなことが印象に残ってます。

 

 個人的に一番好きなとこは『Route3』のサビ、「不可能って思うから全部不可能なんだろう」の音が上がって下がって一つの大きな山を作ってるところ。

(というか『Route3』、浪人中なのにだらだらとしてた自分にとっては「例えばやりたいルートをAとしたなら 今の僕が辿る道はEないしFかG」とか「『明日こそは』なんて言って 早3日が過ぎた」とか歌詞がすげええぐられた記憶がある)

 

 

そして12th Single『as ever』 

as ever

as ever

  • アーティスト:SURFACE
  • 発売日: 2001/11/21
  • メディア: CD
 

 

13th Single『歌』 

歌

  • アーティスト:SURFACE
  • 発売日: 2002/07/31
  • メディア: CD
 

 

14th Single『NEWS』  

NEWS

NEWS

  • アーティスト:SURFACE
  • 発売日: 2003/03/05
  • メディア: CD
 

 

 

 

リアルタイムでSURFACEのCDを購入していたのはこの『NEWS』で一旦途切れてしまいます。理由はいろいろあるんですが、大きく言うと浪人から脱出し大学に入学したものの新しい生活になったせいかそっちの方で手一杯になってしまったこと。

 

また、何を考えてそうなったのか今でもよくわからないんですけど、今まで全くやったこともないくせに大学でオーケストラに入部してしまって(まだ「のだめカンタービレ」がブームになるよりだいぶ前の話です)。

 

オーボエという楽器を始めたのですが、初めて吹く楽器に苦労するは、クラシックなんてほとんど聞いたことないからさっぱりわからんわ、かと言ってやらないわけにはいかないので自分が吹く曲を空いた時間でウォークマンでひたすら聴き込むようにしてたら自然とSURFACE楽曲を聞く時間が減ってしまいました。

  

全部オケが悪い。いや、オケに入ったことは後悔はしてないんですが、入ったことでたぶん自分の人生は180度くらい方向性が変わったのかな、という思いはあります。良くも悪くもあの部に入ってなかったらこの人生は歩んでなかった気がする。

 

 

あと、この辺りのシングルは発売の間隔が長かったのも一つの原因ですかね。前も書いたんですが、今だったら5か月そこらだったら余裕で待てそうな感じですが、その時は5か月っていうのは長かった。焦れて、じれて、焦れるうちに少しずつ興味を失っていったというのもあります。

 

これがライブに参加したりしてたらまた違ったんでしょうけど、その頃はどうもライブというものに殆ど興味が持てなくて。ライブ見に行こうと思ったら隣県へ遠征するしかなかったし、それも面倒だし。なにより未知の世界過ぎて怖い。あと生演奏の良さがわかってなかったんでしょうね。あ、その点に関してはオケに入ったことで生演奏の良さを知ったのは良かったのかもしれません。オケは悪くない。

 

そしてもう一つ、その間にベストアルバムが出ちゃったのもあるかも。 

 

SURFACE

SURFACE

  • アーティスト:SURFACE
  • 発売日: 2001/12/19
  • メディア: CD
 

 

「あー、SURFACEもベストアルバムが出るくらいになったのか」と自分の中で一区切りがついてしまった、というのもあります。今だったら、そうは思わないんですがあの頃はそう考えてしまった。

 

 

 

ということで、ここで自分のSURFACEファン歴は一旦途切れます。

  

SURFACEと再会することになるのはここから約3年後、17th Single『Re:START』の時。SURFACEがレーベルを移籍してバンド名も新たに小文字の「surface」へリスタートした際に、自分のファン活動もリスタートするのでした。と、書くとなんか上手いこと言えた気分になる。 

 

以下、次回。